ナナのプロフィール

ナナは平成3年夏、埼玉県所沢市の茶畑の中で生まれた(推定)。
親は野良のトラネコで5匹の仔猫を育てていた。仔猫はみなすくすく育ち巣立ったが
1匹だけ親離れできずに茶畑の前にあるアパートの駐車場でニャーニャー鳴いていた。
飼い主胡舟談「朝からずーっと外でネコが鳴いてるなぁと思って窓から覗いたら、 小さいネコとまともに目があった。目で訴えてくるので、 おいでと言ったらわかったらしく二階への階段を必死に駆け上がってきた」

この日以来、仔猫は胡舟一家の三番目の家族として居座ることとなる。女の子なので
ナナと名前を付けてもらった。 くるんと丸まったシッポがチャームポイント。
しかしアパートはペット禁止だったため、半ノラとして夜だけ家に入れてもらい、でも3食しっかりもらっていた。 このままじゃまずいだろうということでその後まもなく一軒家の借家に引越し、ナナは晴れて家ネコに昇格。待遇も生活環境も一気に向上した。

一軒家生活を謳歌

この借家住まい期間はまさにナナのアイドル時代。
「どう使ってもいいから」という大家さんの厚意に甘えて古家とその広い庭を自由気ままにのし歩く。人懐こい性格と特徴のある尻尾で愛嬌を振りまき、近所にはナナファンが多かった。 借家の隣のアパートで子供が生まれ、この子が最初に話した言葉が「ナナ」だったというエピソードも。
周りには竹藪や畑があって小動物が生息していた。ナナが捕ってきた生き物は小鳥・ネズミ・モグラ・虫・ヘビ・コウモリなどおびただしい数に上る。そのたびに飼い主は犠牲者の救出に追われるのだった。
ただしここらはすべての猫にとって住み心地が良い土地だったらしく、広い借家の庭はたびたびネコたちの仁義なき縄張り抗争の舞台に。
その結果ナナは”人間は好き、でも猫は苦手”な猫に成長してゆく。

マイホームに入るものの…

その後一家は一戸建てを購入して再び引越し。 ただし前の借家とは150メーターしか離れていない場所。 引っ越して間もないころ、一家は実家へ里帰りした。ひとり留守番のナナは淋しさに耐え切れずついに家族を探しに旅立った。一晩かかって前に住んでた借家にたどりつき、 隣のアパートの人に発見されて無事家にもどる。
以来、留守番のときは家に閉じ込められことになってしまった。
今度の家は住宅の密集地で近所がうるさく、ナナはあまり外に出られなくなる。
しかしマイホーム生活になじまず新天地を求めて北上を決意した一家に伴い、3年足らずでこの家を後にした。行った先は…

北海道上陸

なんと北海道。2000年、ナナ9歳。ついに北の大地のネコとなる。
旅立ちの日は3月吉日。関東は上天気の汗ばむような陽気の日、生まれてはじめてペットケージに入り、家から西武線→JR→スカイライナー→飛行機と乗り継ぎ、女満別空港に無事到着。 しかし着いたところはまだ春浅い雪と氷の世界であった。 一家は北海道の中でも特に厳寒地であるR町のボロ家に落ち着いた。

厳寒の地で

住み慣れた関東を後にして、まったく気候風土の異なる土地で生きることになったナナとその家族。一家を今後どのような運命が待つのであろうか...