[2Dルート図はこちら][3Dルート図はこちら]
コースタイム |
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門前峠(牧草地脇) |
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0.0h |
オロフレ山 |
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3.0h |
門前峠 |
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1.5h |
職場の人事で大滝に配属になり、自分の管轄地域の図面を眺めからずっと気になり続けていたコース。小雪暖冬であきらめていたものの星空の放射冷却で最高のカタ雪になった朝、ほのぼのとした晴天の下、のんびり歩いて来た。
大滝村北湯沢温泉あたりからオロフレまで続く、壮瞥町と大滝村の境界となっている尾根がそう。
大滝村昭園地区、優園川と徳舜瞥川の間の門前峠から取り付く。2万5千図のCo.435からCo.597へと歩き出す。
ルート図(赤=登り、青=下り。希望者にはGPSのトラックログを生で差し上げます。)を見ても分かるとおり、登山としては特筆すべき点はない。ところどころ大きなせっぴを注意するくらいだ。
ただ、厳冬期吹雪かれたらそりゃ危ない。
ホロホロ〜オロフレの稜線に出る手前の1049ポコを過ぎて一段降りたところからは、GPSでマークするなりデポ旗立てるなりの準備が必要。
その他はたいした危険もないので、のんびりと展望を楽しめる。歩き始めて1時間、Co947.3mあたりからはなかなかに展望がよい。
ふりかえると、背後に羊蹄山が見える。
さらに1049Pにたどり着くと、見慣れない姿のオロフレと、なかなか整った姿のホロホロ三山が迎えてくれる。最右端のピークに名前がないのはかわいそうだ。
ピーク直前のポコも、地形図を見て上手に巻くのが楽しい。
なだれるような感じには見えない斜面。
支笏湖は見えないようだが、クッタラとトーヤの二つのカルデラを望む展望はなかなかのものである。
オロフレから北側の平坦な稜線の東側は、がくっと落ちている。断層だそうだ。
このあたりも、よく見ていると大地が不動のものでないことが少し感じられる。
それにしてもホロホロまで続くこの長い道のりを、日帰りで縦走してしまう人もいるというのだから驚く。
普通の人は1泊2日くらいで冬山訓練に利用するようだ。
山頂の展望を楽しみながら、ビールで乾杯。
帰りはなだらかな斜面をショートスキーでグリグリすべって楽しい半日コースだった。
平成14年4月14日
伊藤研吾