美笛峠のトンネルに入る直前、右手に電話ボックスのある駐車スペースあり、そこに車を置いてトンネル右側を巻くように、旧道跡を歩き始めます。広々した雪原をのんびりと、トドマツやアカエゾマツの人工林に沿って進むと、ものの30分ほどで旧美笛峠頂上に到着。そこからは北でも南でも時間や体力、経験などからお好きなほうへ進めます。

この日は南側へ。
大滝方面から見るのびのびとした丘陵は、千歳市、白老町との境界で一変、急崖となっているので転落には一応注意を払いつつ、まばらに生えるダケカンバの向こうに恵庭岳、漁岳、空沼岳方面の山並や支笏湖、樽前山には火山の威容を望み、春の訪れを頬にあたる風の暖かさの中に確かめました。