ニキビも、吹き出ものも同じもので、医学的な病名は尋常性ざそうと言います。
ニキビは色で分類されることがあり、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビがあります。
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角質で毛穴が詰まって、毛穴にある皮脂腺(皮膚にうるおいを与える成分をつくる腺)からの皮脂がたまってしまいます。(白ニキビの状態)
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たまった皮脂が外気にふれて酸化して黒くなります。(黒ニキビの状態)
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たまった皮脂や毛穴が炎症を起こしてしまいます。(赤ニキビの状態)
白ニキビ、赤ニキビが混在した状態です
からだにもできます!
ニキビは、もちろん顔に出来やすいのですが、胸や背中にも出ることもあり、毛穴があればどこにでも出来ても異常なことではありません。
悪化する原因は?
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食生活や便秘
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慢性の機械的反復性刺激 たとえば、頬杖をつく・髪の毛の接触・衣類の摩擦があげられます。
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化粧品の使い方を間違っている方や、あっていなくてできる事もあります。
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女性では月経に関連している方もいます。
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不規則な生活、睡眠不足、ストレスでも悪化することがあります。
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何も誘因がないのに体質的にできやすい患者さんもいます。
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お家で出来る対策は!
では、ニキビの出来やすい方はどうしたら良いのでしょう。
- 食事はバランスが大切です。糖分や脂肪分を多く取り過ぎてはいませんか。
便秘になりやすい方は食物線維は十分にとっていますか?
- 睡眠不足ならないように心掛けて下さい。不規則な生活になっていませんか。ストレスはためてませんか?
(ただし、仕事上、不規則な生活にならざるをえない方や、ためたくてストレスをためているのでは無い方も多いと思いますが...)
- 慢性の刺激、頬杖をつくくせはありませんか。髪の毛の接触、特におでこにニキビが出来やすい方、
前髪がおでこにあたっていませんか。 首のまわりに出来やすい方は衣類のえりくびに注意してください。
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化粧品はきちんと落ちていますか?
クレンジングが毛穴に残ると毛穴が詰まってしまいニキビが出来やすくなります。
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自分でできるスキンケアは洗顔です。朝晩2回、石鹸で洗顔することです。
ニキビ用の洗顔用品を使用してもよろしいですが、皮脂が取れ過ぎてかさかさになる事がありますので、御注意して下さい。
- 薬局などで市販されているニキビ用治療薬もたくさん見かけられます。
これらを使用して約1ヶ月たっても良くならない時は効果がなっかたと考えて下さい。
- ニキビ用の洗顔用品・ニキビ用治療薬を使用して痒くなる・ひりひりするなどの症状が出る時は、肌に合ってなく、かぶれを起こしている場合が多いですから使用を中止して下さい。
それでも良くならない時は皮膚科受診をお勧めします。
- 炎症の強い時は抗生物質を塗ったり、飲んだりする場合もあります。
- ニキビが月経に関連している方、体質的にできやすい方や繰り返し出来やすい方はビタミン剤や漢方薬を長期間飲んで頂いて出来にくくすることも可能です。
- 当院では、患者さんの体質・その時の状態にあわせた漢方治療に力を入れて診療しています。漢方で気になるニキビあともあわせて治療しています。
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