さいとう皮膚科クリニック   

 かさかさして、かゆい

トピックス


 ―皮脂欠乏性湿疹  ひしけつぼうせいしっしん―

皮膚のうるおいとドライスキン

 皮膚のうるおいは 角質に含まれる水分と、NMF(天然保湿因子)皮脂というトリグリセライド・スクワレン・コレステロールエステルなどから 出来ているうるおい成分によって保たれています。これらの減少にによりドライスキンが起こります。ドライスキンになると、手あれ、肌荒れ、皮膚のかゆみなどの症状がおこりがちです。

おこりやすい季節と症状

 特に北海道では、冬場の寒さ・乾燥に加え、暖房による室内の乾燥があり、晩秋から冬季にかけ、ドライスキンになる方が少なくありません。

 ドライスキンは、まず皮膚の乾燥と粉をふいた状態―軽い角質のはがれが見られ、わずかにかゆみをを伴う事もあります。進行すると皮膚がひびわれ、赤みをおび、かゆみがひどくなり、かゆみで睡眠中、目が覚めることもあります。この状態を皮脂欠乏性湿疹と言います。

かゆくなったら?−皮脂欠乏性湿疹です。

1.かかないで下さい。

 かくと症状がひどくなります。爪も短くして下さい。

2.あたたまると、かゆみがひどくなります。

 かゆい状態は体の血行の良い状態のときが多いです。だからお酒を飲んだときや辛いものを食べたとき、熱いお風呂に入ったときかゆみが、強くなります。

3.正しく塗り薬・飲み薬を使いましょう。

 皮膚科では保湿する塗り薬、かゆみと炎症を治療する塗り薬・飲み薬が処方されます。指示にしたがい、正しくつかいましょう。これでかなり症状は改善されます。

 慢性化すると貨幣状湿疹になることもあります。きちんと治療しましょう。

 

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ドライスキンです

皮脂欠乏性湿疹です

 

家庭でできる対策は?!

1.室内の乾燥に注意!

 加湿器など使ってお部屋の湿度を保ちましょう。

2.お肌の乾燥に注意!

 保湿剤などをぬって乾燥を予防しましょう。

3.ゴシゴシお風呂で洗わない

 ナイロンタオルなどで、こすりすぎると皮脂も落ちてしまいます。熱いお風呂もかゆみの元です。