さいとう皮膚科クリニック　　　

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原因は？

ヘルペスウイルスです。接触感染で感染します。空気ではうつりません。

初感染　ヘルペスウイルスというと他人から、うつされたと思われがちですが、小さい時に御両親のどちらからか　知らないうちに　もらってしまうことが、５〜８割以上といわれています。残りの方は、キスなどの接触で感染したと考えられます。

再発型　ヘルペスウイルスは初感染のあと　わずかに体内の神経節に残っていて　きっかけがあれば　再び病気をおこします。これが単純ヘルペスです。繰り返し起こす事が多いです。頻度は、いろいろで　月に１〜2度の患者さんから、数年に１回という方まで　さまざまです。

通常はヘルペスウイルスと人間の力のバランスがとれていて、共存しています。

それではきっかけは？

　かぜをひいて熱が出た、病後、過労、睡眠不足、旅行、紫外線などで体の抵抗力が落ちたときに、ヘルペスウイルスと人間の力のバランスが崩れてヘルペスになります。

症状は？

　くちびるなどに、まずチクチクとかズキズキとした痛みが起こり、その後そのまわりが赤くなり、小さな水ぶくれができ、黒いかさぶたができます。また、口の中のびらん−口内炎として起こることもあります。

治療は？

　症状がでたら早めの治療が大切です。
皮膚科では抗ウイルス剤の飲み薬、塗り薬の組み合わせで治療開始となります。

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注意する点は？っ

症状のあるときはウイルスの量も多くなているため、きわめて抵抗力の落ちている方との接触は控えたほうが良いでしょう。たとえば

・新生児　免疫能が未だ発達していないため

・病気や治療で免疫能が低下している方　ガンや白血病、移植手術後の患者さんは抗ガン剤や免疫抑制剤などで免疫能が低下している場合があります。

・ヘルペスになった事のないパートナー　など

全身に拡がることはありますか？

あります。カポジ水痘様発疹症といって初感染のときや　アトピー性皮膚炎など皮膚炎や湿疹がある方に激しく症状がおきて全身に拡大することがあります。