さいとう皮膚科クリニック   

  顔や体の片側の痛み、水ぶくれ 

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-帯状疱疹 たいじょうほうしん-


 マスコミでも取り上げられる帯状疱疹とか帯状ヘルペスとはいったいどんな病気でしょうか。

原因は?

 ウイルスです。ウイルスというと他人から、うつされたと思われがちですが、小さい時にした水疱瘡(みずぼうそう)のウイルスがわずかに体内に残っていて病気をおこします。普通は水疱瘡のウイルスと人間の力のバランスがとれていて、共存しています。

それではきっかけは?

 過労、睡眠不足、旅行、紫外線などで体の抵抗力が落ちたときに、水疱瘡のウイルスと人間の力のバランスが崩れ、相対的にウイルスの方がつよくなって帯状疱疹になります。

症状は?

 顔や体の左右どちらか片方に、まずチクチクとかズキズキとした痛みが起こり、その後そのまわりが赤くなり、小さな水ぶくれができ、黒いかさぶたができます。

うつりますか?

 帯状疱疹から帯状疱疹に感染することはありません。

ただし 水疱瘡(みずぼうそう)をされてない方に水疱瘡としてうつしてしまうことはありますので 小さいお子さまのいるご家庭は気をつけたほうがよろしいでしょう。

 

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帯状疱疹の写真です

なぜ 体の片側に罹るのですか?

 水ぼうそうのウイルスは治ったあとも、背骨にある神経の付け根(神経根―神経が脊髄から出るところ)に残っています。神経は背骨を境に体の左右で別々になっていますので、左右いずれか片側の神経の流れに沿って、帯状に赤い斑点や水ぶくれと痛みが生じます。

こわいのは痛みです!

 適切な治療を受けないと、帯状疱疹後神経痛という皮膚の症状は治っているのに痛みだけが治らないことがあります。

治療は?

 症状がでたら早めの治療が大切です。

皮膚科では抗ウイルス剤、抗炎症剤、神経修復のためのビタミン剤の飲み薬と、抗炎症剤の塗り薬の組み合わせで治療開始となります。症状にあわせて薬がでますので、医師の診察・治療を受ける事が必要です。

痛いからといって 湿布等で冷やすと 治りが悪くなりますので冷やさないようにして下さい。