退場…(2001年4月14日)

 4月7日の横浜FM戦。井原が退場した。そして浦和は、その後ずっと守りを強いられることになった。しかし後半45分間、浦和は横浜の猛攻に耐えぬいた。私には、その選手全員のプレーに「井原のために」という気持ちが感じられ、ゾクゾクと鳥肌を立てながら、観戦をしていたのである。この勝利の瞬間、この選手の結束に「これからは行ける!!」と力強く感じたのは私だけではあるまい。
 そして翌節、FC東京戦。前節と同じ様な時間帯に今度はアドリアーノが退場した。2節連続で後半全てを10人で戦うことになってしまった。その負担は、心理的にも体力的にもかなり厳しいものであったことは疑いが無い。しかし、前節の試合ぶりを見ていた私は、やってくれるに違いない、と考えていた。しかし、現実は違った。後半3失点。しかも2点は後半開始直後の失点だった。なんでだ!! 井原では燃えて、アドではダメなのか。ただ私の期待が甘かったことだけは確かに証明された。もちろん、心理的な要素だけではあるまい。例えば審判にも言いたいことはたくさんある。でも、それだけを言っていては進歩は無い。結局、どんな審判に当たるかは運でしかないのである。だから、これから選手に求めたいことは、ただひとつ。「審判に切れるな」である。
 例えば2000年の新潟戦もその一つだが、どうもレッズの選手は時々、戦う相手を間違えてしまう。ファイトすべきは相手チームなのに、審判とやりあってしまうことがあるのだ。しかも、審判には絶対に勝てない。いくらその判定が理不尽に思えても、従うしかないのである。理想論ではなく、これは必要なことだ。選手も人間であり判定に怒るのと同様、審判も人間である。抗議されれば腹も立つし、心証も悪くなるだろう。そうなれば悪循環となり、ますます判定が不利になる…
 とにかく選手に「怒るな」無理である。彼らだって真剣にギリギリの線でプレーしているのだ。怒るのは仕方が無い。だがそこで、戦うべき相手は誰なのかをもう一度考えて欲しいのだ。ましてや、キレてしまうようなことは絶対にあってはならない。
 私はいつも思うが、レッズの選手に足りないのは、メンタリティーだと思う。能力は決して低くない。J1でも十分に通用するレベルである。だからこそレッズの選手には、いい意味で「大人」になって欲しいのだ。

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