人間力開発室 室方針
副理事長 鴻巣直樹
アメリカ型成果主義がもたらした「自己責任」による格差社会の出現や、「自立」と引き換えに蔓延する孤立・孤独が社会的弱者を生み出す状況は、病める現代ニッポンの象徴として、「自己責任」「自立」の限界を露呈しています。未来に向かって夢と希望と誇りのある明るい豊かな社会を築くためには、自助努力に他者が関わるバランスを取り直し、物資的にも精神的にも美しく豊かな共同体の創造を志向する必要があるのです。
そのためにまず、市民意識変革運動の推進者であるメンバー自らが、他者を認め尊重することで相互理解を深め、寛容さと思いやりを兼ね備えた真に「自立」する成熟したリーダーとなるべく素養を高めてまいります。そして、日本人のDNAに連綿と伝承されてきた「思いやり」「謙譲」「品格」といった、日本人の優れた精神性や美徳への理解を深め、当たり前のことを当たり前にできる「道理」の確立に努めます。
また、輝く地域の創造には網走の伝統・文化を踏まえたローカルアイデンティティの確立と共に、そこに住む市民が地域への愛や誇りを持ち、相互理解を深めつつ地域の問題解決能力を高める必要があります。その実現のため市民と共に「三助の精神」を学び、自助・互助・扶助のバランスが取れた地域づくりの基軸となる人間力を高めてまいります。
さらに、分権型社会における地域益と国益を相関させ、地域が、国が成り立つ根幹である国家の問題、特に国益の源となる領土・領海問題の存在とその解決に向けた運動のあり方について市民と共に考え、他人事ではなく自分事として行動する機会を提供いたします。
市民意識変革運動の先陣を担うメンバーが市民と共に物の見方や考え方を向上させ、互いを尊重する中で気づきや学びを行動に移す道筋を共有し、市民の人間力を高揚することで、笑顔が満ちあふれる光り輝くふるさと網走の創造の原動力といたします。
〔事業計画〕
1.メンバーの資質向上を目的とする、人間力開発を主軸とした研修事業実施
2.メンバーを含む地域市民を対象とする、三助の精神を踏まえた人間力の育成と地域のあり方を考える機会の提供
3.メンバーを含む地域市民を対象とする、北方領土問題を主眼とした領土・領海問題の解決に向けた研修事業および市民意識変革運動の実施
委員長運営方針
豊かな志民意識向上委員会委員長 長井寿公
心豊かに人と人とが支え合い郷土愛に溢れる地域社会を実現するためには、何事も他人事とせず自分事として考える意識が必要不可欠です。
その意識とは他者を認め尊重することから相互理解を深めるといった日本人の精神性や美徳から生まれる当事者意識に他なりません。
そこで明日の地域を自分事として語れる「志あふれる市民」すなわち「志民」育成のため、推進者である私達会員そして市民が共に学び・考え・行動する機会を創出することで、三助の精神を兼ねそなえた人間力を高めてまいります。
また、北方領土を主眼とした領土・領海問題に関しても、問題の存在を広く国民に伝え国民一人ひとりの当事者意識を高め、早期解決に向けた政府間交渉の後押しとなる国民意識の向上へと繋げます。
一年間、笑顔が満ちあふれる光り輝くふるさと網走創造に向けた、市民の意識向上を目的に掲げ、高い志を持ち事業を遂行いたします。
〔事業計画〕
1.会員の資質向上を目的とする、人間力開発を主軸とした研修事業の実施
2.会員および地域市民を対象とする、三助の精神を踏まえた人間力の育成と地域のあり方を考える機会の提供
3.会員および地域市民を対象とする、北方領土問題を主眼とした領土・領海問題の解決に向けた研修事業および市民意識変革運動の実施
〔事業目的〕
1.会員を対象に、説得力のある運動発信に繋がる研修事業を実施し、各々が持つ人間力の更なる飛躍を促します。
2.会員および地域市民を対象に、何事も自分事として考えられる志あふれる市民意識の向上を目指します。
3.会員および地域市民を対象に、北方領土を主眼とした領土・領海問題解決へ向けた当事者意識を向上させます。
〔手法〕
1.日本文化や精神性に触れ・学ぶ体験型研修会の実施と、説得力のある表現力を学ぶ研修会の実施
2.互いを尊重しあう中での気づきや学びを、明日の行動に繋げることができる当事者意識の向上を図る講演会の実施
3.署名運動の推進実施と、根室でしか体験できないリアリティーと説得力のある研修事業の実施
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